仕事のあれこれ

Mar 31, 2023

2023 年 3 月のお仕事・その 5~その 6

今月、残るは「丸」。航空自衛隊における F-4EJ/EJ 改ファントムの記事が載っていますが、まだ現役だった頃に書いた記事のアップデート再録版。もっとも、ゼロから書き直しても内容がそう顕著に変わる相手ではないのですけれど。なにせ、もう退役してしまって「動きがない」から。

あと、イカロスさんで「もがみ」型護衛艦のモデリングガイドが出ましたが、そこで解説を少し。DSEI の会場で模型を展示してアピールしていたので、電測兵装について話を聞いてみたんですが、そもそも会場にある模型と現物とで電測兵装の配置が一致していないというね… 結局のところ、後になって「実はこうでした」となりそうな状況ではあります。

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Mar 26, 2023

2023 年 3 月のお仕事・その 2~その 4

まとめていっちゃいましょう。

まず「Jwings」では、ネタが豊富だった「月刊 F-35」に加えて、「人工知能×戦闘機で何が変わる ? F-16 が AI で飛んだ !」。この話は「航空ファン」の海外ニュース欄でも当然ながら取り上げているのですが、なにせ流行り言葉の「AI」が関わっているだけに、どうしても煽りがちに捉えられるもの。だからこそ落ち着いて書く意味があるというもんです。

「世界の艦船」では米中両国海軍の比較特集を組んでいますが、そこで空母と水上戦闘艦について「技術的見地から比較する」とのお題をいただきまして。ありがちなのは、スペックの比較、あるいは用いている技術の比較なんでしょうけれど、あえて意固地になって (え)、少しばかり違う切り口を試みてみました。

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Mar 11, 2023

2023 年 3 月のお仕事・その 1

今月は軍研がお休みなので、まずは「Jships」のみ。「特集 世界の最新鋭艦 2023」のうち、以下の項を書きました。

  • 水上戦闘艦のトレンド
  • コンステレーション級フリゲート
  • 「もがみ」型護衛艦
  • 26 型フリゲート
  • パオロ・タオン・ディ・レヴェル級フリゲート
  • アミラル・ロナルク級駆逐艦
  • バーデン・ヴュルテンベルク級フリゲート

あとは、いつもの「世界の艦艇建造所」。今回はスコットランドはロシス所在のバブコック。最初は国別に順番にやっていくつもりだったんですけど、編集サイドとの相談により、そのときどきの時事ネタに絡むところを優先することも。今回は、そういうわけでもなかったですが。

私は関わっていませんが、「しんかい 6500」ってリニューアルして中身の機器を入れ換えてたんですね。改修前に一度、中に入れてもらったことがありますが、いやはや狭苦しいことといったら。それが多少はマシになったらしいです。

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Feb 28, 2023

2023 年 2 月のお仕事・その 5 & その 6 & その 7

やばいやばい、あと 1 時間ちょっとで 3 月になってしまう。

で。「世界の艦船」では「安保 3 文書の改訂と海上自衛隊」という特集を組んでおりますが、そこで「無人アセット」と「戦い方はどう変わる ? 安保 3 文書から読み解くネットワーク戦」を書きました。後者は、昨年に陸自のウェビナーで喋った話とだいぶ被っていますが、同じようなテーマなので勘弁してください (ぁ

「丸」はいつもの海外ニュース欄です。最近、組み方が変わったので分量調整に難渋してます。

あと、日経 BP 総研のレポート「未来技術 2023-2032 全産業編」というのがありまして、一部のパートを書いております。個人で買うような品物ではありませんけれど…

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Feb 23, 2023

2023 年 2 月のお仕事・その 3 & その 4

お次は航空 2 誌。「Jwings」はいつもの「月刊 F-35」だけ… ではなくて、例の気球事件について書きました。締切の関係で 2 月 10 日以降の動向は入れようがなかったのですが (紙媒体の辛いところ)、可能な限りの情報は盛り込めたと思います。

「航空ファン」の方はいつもの海外ニュース欄。私はまったく関わっていないけれど、今度は徳永氏による三沢基地の取材が実現したのね。(たぶん撮影は外からだけど) 掩体に収まった機体の写真を撮らせてもらえたとは羨ましい。

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Feb 13, 2023

2023 年 2 月のお仕事・その 1 & その 2

そういえば、これが出てました。イカロスさんの「護衛艦メカニズム図鑑」。全部を担当したわけではなくて一部だけですが、ゲラの段階で自分の担当パート以外でも、広範に目は通しています。そんなあちこちツッコミを入れたわけではありませんが。

あと、今月の「軍事研究」ではレイセオン インテリジェンス & スペースで開発中の小型 AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダー、Phantom Strike の話を書いています。売りになる、面白い話はいろいろあるのに、肝心なところになると機微に触れてしまって関係者の口が重くなるという、なかなか難しい題材であります。

とはいえ、LIFT 機を軽攻撃機に仕立てるような場面で、この手のレーダーのニーズはけっこうあるんじゃないかという気がします。RIS がこれを日本向けにフィーチャーしているのも、何か商機があるとみてのことなのでしょう。

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Jan 31, 2023

2023 年 1 月のお仕事・その 6 & その 7

〆は「世界の艦船」と「丸」。

「世界の艦船」は「艦隊航空の現況と将来」なる特集ですが、そこで「空母」「揚陸艦」「どうなる ? 無人航空機の今後」の 3 本。例によって「単なる諸元羅列型」の記事は嫌だといって悪あがきした結果については、現物を御覧くださいませ。

「丸」の方はいつもの海外ニュース欄です。特集が「比叡と霧島」で、私に出番があるはずもなく。といっていたら、よくよく考えたらおしまいの方で「海外の最新軍艦トレンド」を書いてましたっけ (爆)

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Jan 24, 2023

2023 年 1 月のお仕事・その 5

お次は「新幹線 EX」ですが、今回の特集は「雪対策」。まず冒頭リード、それから「東北・上越新幹線における雪対策試験」「東北・上越・北陸・北海道新幹線 雪対策の基本」「車両側での雪対策」を。なぜ東海道新幹線が出てこないかって ? それはまあその (ゴニョゴニョゴニョ)

ちなみに、半雪覆式貯雪型高架橋に雪が積もると、こうなります。傾斜した覆いが、高架橋への積雪を多少なりとも防いでいる様子が分かります。

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また、青函トンネル前後の共用区間で、高架橋にグレーチングを設けてある部分に雪が積もると、こうなります。グレーチングを通して雪が下に落ちた結果です。

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「鉄道・運輸機構 小松電気建設所を訪ねる」では、北陸新幹線の建設現場にお邪魔して、吊架線を張る現場を見せていただきました。北陸新幹線は全般に高架橋の桁位置が高いですが、その高架橋の上で、さらに高所作業車で 5m ぐらい上がったわけです。おまけに、現場はたまたまカーブしていてカントが付いてます。そのカーブの内側から高所作業車・側面の梯子を使って上がるという、ちょいと難易度の高い現場でありました。潜水艦に乗り降りするのと同じぐらい慎重に

「システムから紐解く東海道新幹線 」は今回、モニター装置と状態監視技術について。たまたま知り合いとの間で出た話題を、今回の記事のネタに使っているのは内緒です。

「新幹線を支えるマルスシステムの舞台裏」は端末機。ホスト側と違い、旅客の目に見えるところにあるメカなので、とっつきやすいと思います。同じ MV50 系列でも、よくよく観察してみると、会社や設置場所によって画面内容がぜんぜん違うんですよね。

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Jan 21, 2023

2023 年 1 月のお仕事・その 3 & その 4

お次は航空 2 誌。

「Jwings」では「戦闘機の世代図鑑」という特集を組んでいますが、そこで「なにがジェット戦闘機の『世代』を分けるのか」「『第 4.5 世代』戦闘機の役割とは」「世代を超越する軍用機」の 3 本を。

記事中でもちょっと触れてますけれど、みんなロッキード マーティンと米軍のマーケティングに乗せられちゃってるよなあと (苦笑) ときどき「4.5++ 世代」なんて表記も見かけますけれど、C++ 言語じゃないんですから。そのうち「4.5# 世代」なんて出てくることは… まあ、ないでしょうけれど。

あとはいつもの「月刊 F-35」。今月は日報欄のネタが多かったので、深掘り解説は割愛させていただきました。

「航空ファン」の方はいつもの海外ニュース欄ですが、「これは必須」のネタは当然ながら入れるとして、抱き合わせで (?) マイナーなネタも混ぜておくようにしています。紙媒体でないとできない仕事だと思っています。

2 誌とも当然ながら、印空軍の Su-30MKI の話は入れてきていますけれど、スケジュール的に結構きつかったんじゃないかしらこれ…

 

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Jan 12, 2023

2023 年 1 月のお仕事・その 1 & その 2

まず「Jships」。原子力空母の特集ですが、そこで「原子力空母 - その歴史と強さ」と「CVN 装備図鑑」の電測兵装パートを。どちらも基本的に既知のネタですけれど、解剖図の説明を書くために細かく見ていくと「へえー、ここはこういうことだったのか」みたいな話も出てくるわけで、やっていて面白い仕事ではありました。

あと、「世界の艦艇建造所」は、26 型の 1 番艦が進水したばかりの BAE システムズ・マリタイム。英国造船業の歴史は複雑怪奇。

軍研の方は MLRS と HIMARS の 2 回目。面制圧する「師団長のショットガン」が、一発必中の「師団長の狙撃銃」に変化した経緯がメインですが、これから出てくる新形ミサイル・PrSM (Precision Strike Missile) の話がハイライトかなと。なお、ロッキード・マーティンの方は PrSM のことを「プリズム」と呼んでおられました。GMLRS の「ギムラー」よりはマシながら、ちょっと無理がない ? と思いつつも、こういう読みがあると辞書登録しやすいので良いです (なんのこっちゃ)

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