仕事のあれこれ

Nov 14, 2025

2025 年 11 月のお仕事・その 1~その 3

まず「Jships」。「特集 大図解 原子力潜水艦」のうち、「原子力潜水艦のメカニズム」「世界の原子力潜水艦カタログ 中国海軍」を書いています。メカの話については、少し前に「丸」でも似たようなことを書いてますが、こちらの方が扱っている話題の幅は広く。とはいえ、「丸被り」にならないように神経を使ったところではあります。

で、さりげなく「なんでそんなの知ってるの」という話が出てくるのですが、昨年の訪米のおかげですねこれは。

あと、今回は単発で「FLEET NEWS」の海外パートを書きました。それと連載「世界の艦艇建造所」。今回は初めて韓国の造船所が登場して、HD HD 現代重工の蔚山造船所を。調べてみると、いろいろ知らない話は出てくるもので、それがこの連載をやってて楽しいところ。

一方、「軍事研究」ではデジタル エンジニアリングの話を書きました。少し前に「防衛技術ジャーナル」でもデジタル エンジニアリングの話を書いているのですが、軍研ではデジタル化・一貫したライフサイクル管理の話に重点を置いています。対して「防衛技術ジャーナル」の方は RDT&E や運用構想に関わる話がメイン、という使い分け。

最近、この手の話をあちこちで書きまくってますけれど、一度書いただけで世の中が動くわけじゃないですからね。しつこく繰り返さないと。

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Oct 29, 2025

2025 年 10 月のお仕事・その 4~その 5

続きましては。

」はいつもの海外ニュース欄。ここのところ、一特は WWII 関連の話が続いているので、どう見ても私に出る幕はないわけですね。

一方で、「世界の艦船」はアメリカ級強襲揚陸艦の特集。そこで「開発経緯と変遷」「船体・固有兵装」のパートを書きました。ことに後者では、これまであまり具体的な数字や配置に関する言及がなされていなかった、「アメリカ級でどれぐらい航空関連の強化がなされたか」を、ちゃんと数字で説明。フライト 0 とフライト 1 における区画配置の相違についても、うまいこと資料が見つかったので、バッチリ書けました。

あと、別件で「英空母『プリンス・オブ・ウェールズ』東京来航記」。写真を多めにして、「絵日記仕立て」でやってみたつもりです。

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Oct 22, 2025

2025 年 10 月のお仕事・その 1~その 3

うわあ、2 週間も更新をサボってしまった。いや、いろいろバタバタしてたのは事実ですけどね…

今月は「大物」があまりなくてですね。「航空ファン」はいつもの海外ニュース欄、「Jwings」はいつもの「月刊 F-35」、「旅と鉄道」はいつものネット予約の連載。

それはそれとして。今月の旅鉄、廃線跡の特集とはまた、シブいところを突いてきたなぁと。それも、ありがちなローカル線の廃線跡だけでなく、鶴見線 (にたくさんあった貨物側線) や玉電の話まで出てくるとは。玉電渋谷駅跡地のターンテーブル、見たことはあるんですけど、写真を 1 枚も撮っていなかったのが悔やまれるところ。

廃線だけでなく、工事で跡形もなく変貌してしまう事例も多々あるから、「これ」というネタに気付いたら、ちゃんと記録しておかないといけませんね。

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Oct 08, 2025

2025 年 9月のお仕事・その 7

(2 週間近く経ってから何やっとんねん…)

で。9 月 25 日に新刊が出ました。「現代ミリタリーのゲームチェンジャー」文庫版

ただし、単に判型を小さくしただけの話ではなくて、冒頭と末尾のパートはゴッソリ書き換え。中間のメインパートも全面的に読み直して、細かい修正を入れたり、新しい記述を足したりしています。実質的な「2025 年改訂バージョン」。それぐらいやらないと、買ってくださる皆様に申し訳ないですから。

たまたま、ここ何年かはデジタル エンジニアリングの話に力を入れていますけれど。そこで出てくるミッション エンジニアリングの話なんか、まさに、ゲームのルールを追求する手段であるわけでして。そういうところ、最近の仕事の傾向と今回の改訂版が、うまいこと噛み合ったかなと思ってますハイ。

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Sep 28, 2025

2025 年 9 月のお仕事・その 2~その 6

えーと。

まず、「軍事研究別冊 『新兵器最前線』シリーズ 有人機&無人機の新戦争 人間と AI が遂行する異次元の航空作戦」で、「有人機と無人機連携を可能にする AI システム」を書きました。

AI、AI と気楽にいうけれど、そんな簡単な話ではないし、他にもやることいっぱいあるだろ。というのが正直なところです。だいたい、この業界で「AI、AI」と連呼する人はいっぱいいるけど、「どうやって AI を育てるか、どこまで AI に任せられるか」まで話を進めている人がどれだけいるか。

なんかここのところ、「領域横断型のネットワークと指揮統制システム」、それと「地に足のついたデジタル エンジニアリング」ばかり、あちこちで書いて回ってるような気がしますが。でも、一度書いただけでパッと意識変化が起きるものでもないですし。

そして、「世界の艦船」 では、「特集 艦対地攻撃」の「各国の艦対地攻撃能力 (1) アメリカ」「各国の艦対地攻撃能力 (10) オランダ」「将来の艦対地攻撃兵器を考える」を書きました。前二者はそれほど大変なお仕事ではなかったのですが、最後の「将来の~」は相当に悩みながら書いています。だって、単なるスペック列挙型の記事にしたところで、面白くもなければ有用でもないでしょう。

航空ファン」はいつもの海外ニュース欄、「Jwings」はいつもの「月刊 F-35」。

」は、いつもの海外ニュース欄に加えて、「最新軍事解説 現代アメリカ海軍の潜水艦」の「現代潜水艦の動力を考える 原子力とディーゼル・エレクトリック」を書きました。そんな突飛な話は書いていないのですが、1 ヶ所だけ「なんでそんな数字が具体的に出てくるの」という記述はあります。別に不正・違法なことはしていないのですけれどね。

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Sep 16, 2025

2025 年 9 月のお仕事・その 1

奇数月なので「Jships」があります。

で、「特集 各国の誇る現代最強の水上戦闘艦たち イージス艦と艦隊防空艦」の「世界の防空システム その 1 イージス」「フリチョフ・ナンセン級フリゲート」、「世界の防空システム その 2 NAAWS」、「世界の防空システム その 3 PAAMS」「45 型駆逐艦」を。45 型の項では、横須賀入港時に私が撮った写真も使っていただきました。

そして、連載「世界の艦艇造船所」は、オーストラリアの一件があったので当初の予定をひっくり返して、西オーストラリア、パースの南方にある「オーストラリア海洋複合施設」を。あまり知られていないオーストラリアの造船インフラ、この後も機会を見て取り上げていきたいところ。

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Aug 27, 2025

2025 年 8 月のお仕事・その 3~その 6

えーと。

まず、イカロスさんの「JR 普通列車年鑑 2025-2026」。E131 系 800 番代と、盛岡エリア向けの HB-E220 系の新車紹介記事を書いています。

そして「世界の艦船」では、「特集 巡洋艦興亡史」のうち、「姿を変えた巡洋艦 今日の駆逐艦とフリゲイト」。コスト比較というお題まで頂戴しまして、だいぶ悪戦苦闘したのですが、なんとかまとめられたと思っています。うまい具合にデータを見つけることもできたし。

あと、私の担当ではない特集関連記事がみんな「お勉強になる」ので、これは必読ですね。

航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。冒頭で REFORPAC 演習の話を大々的に取り上げるのなら、REFORGER とのネーミングの類似性に一言ぐらい触れてくれても良かったんじゃないかなあ… と思ってしまうのは、冷戦世代のこだわりですかね。

でも、かつての REFORGER が何を企図したものだったか、それと似通ったネーミングの演習を今やっていることの意味は、と考えることで見えてくることがあると思うんですよね。

」もいつもの海外ニュース欄。一特が「屠龍」、二特が「モスキート」では、私の出る幕はないや… しかし待てよ (謎)。
それはそれとして、後の方で「最新軍事解説 アメリカ海軍のイージス艦」の「イージス・システムとは何か ?」を書いております。

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Aug 20, 2025

2025 年 8 月のお仕事・その 1 & その 2

まずは「旅と鉄道」。「ローカル線、スローな旅」という特集なんですが、そこの最後でちょっと重たく「各地で議論が進む地域交通のあり方 ローカル線はどうなるのか ?」を。それと連載「ネット予約攻略術」、ニュース欄が、今回のお仕事。

その「ネット予約攻略術」でちょっと言及した、「この席が売れているかどうか」表示の例をふたつ。

まずはスタンダードな「予約されてません」表示の例。LNER の Class 801 "Azuma" で。

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次は、Avanti West Coast の Class 390 で見かけた「この席は Crewe から乗ってきます」。ちょうど自分は Crewe で降りるので、「これ幸い」とばかりに、ここに着席。

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Jwings」の方は関さんが F-15 の特集を書きまくったそうですが、私はいつもの「月刊 F-35」のみ。

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Jul 27, 2025

2025 年 7 月のお仕事・その 2~<STRIKE>その 3</STRIKE> その 4

今月は「世界の艦船」の特集に出ていないのでひとつ減って。といいつつ、今回の「日米艦隊決戦」の特集はなかなか読み応えがあるので、おおいにお薦め。

それはそれとして。「Jwings」ではいつもの「月刊 F-35」に加えて、"Operation Midnight Hammer" における B-2A と MOP (Massive Ordnance Penetrator) の話を書きました。

Air and Space Forces Magazine の最新号でも、この作戦を取り上げていて。それによると、DTRA (Defense Threat Reduction Agency) ではフォルドウの核施設について、建設する話が動き出した頃からずっと情報収集を重ねていたみたいで。「Jwings」の記事中で、事前の情報収集に言及しておいてよかった、とホッとしてみたり。

航空ファン」と「」は、いつもの海外ニュース欄。

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Jul 14, 2025

2025 年 7 月のお仕事・その 1

「Jships」の最新号で「ステルス艦入門」という特集を組んでいるのですが、そこで具体的な実現手法を「船体・上部構造物」「各種電磁波による "視認" を抑制」「各種装備品のステルス化」「ステルスの本質は行動の秘匿」の四本立てで書きました。レーダー反射断面積 (RCS : Radar Cross Section) の低減とか赤外線放射の低減とかいう「当たり前」の話はいうまでもなく、「えっそれ ?」なんて話も混ぜてます。

そしてお待たせいたしました。IMDEX Asia 2025 のレポも。2 ページという枠の中で、「これぞ」という話は押し込んだつもりです。書き足りない話はいろいろあるので、それはおいおい、あちこちで蔵出ししていければと。2 日間で、ずいぶんいろいろと見たり聞いたり写真を撮ったりしましたからね。

ぶっちゃけ「中国海軍のフネの食堂に張られていたポスターの話」なんて、本邦では初出じゃないかしらん。

開会式のときなんかもう、我が国の海幕長も含めて 各国の海軍から VIP が来ているから、そこら中が「星だらけ」ですごかったですね。

IMDEX Asia は一般登録でも艦艇展示に行けるし、シンガポールなら日本からそれほど遠くないし、LCC の便もあるぐらいだから、行ってみるのも面白いと思いますよ。いやホントに。

で、開催中は街中にもこんな風に宣伝がされるのです。

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