仕事のあれこれ

Sep 27, 2023

2023 年 9 月のお仕事・その 3~その 5

続きましては「世界の艦船」。特集は海上保安庁で、これがまたえらく読み応えがあるやつですが、私にとってはカバー範囲外。単発もので別途、「米海軍潜水艦戦力の現況と将来」を書いています。先月号の特集の続きみたいなやつですが、SSN(X) の話や建造基盤の話まで持ち出したのは、割と珍しい展開かも。

ところが一方で「丸」でも米原潜の話を書いてまして。特集全体との兼ね合いもあり、こちらは現役艦の話を主体に、全体的な概要を撫でる感じで。それといつもの海外ニュース欄。

「航空ファン」も、いつもの海外ニュース欄。今月号も、そして次号も、どうも事故ネタが目立ってしまっているのが、なんかヤな感じです。

 

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Sep 21, 2023

2023 年 9 月のお仕事・その 1 & その 2

えらい遅くなってしまいましたけど…

まず「Jships」。「水上戦闘艦メカニズム図鑑」と題する特集の中で、「マストとレーダー」「上部構造物」「ソナー」を書きました。あと、この特集の他の項目について、監修を少々。といっても、私が口を出して直してもらったところはなかったのですが、別視点からの確認役という感じでしょうか。

ただ、海自の護衛艦も水上戦闘艦のひとつですから、どうしても内容が似てきちゃうんですよね。海外の艦に独特のメカニズムがいっぱいあれば、ネタに困らないんですけれど。

「Jwings」では欧州のカナード付きデルタ翼戦闘機の特集が組まれていますが、戦闘機は吊るしものあっての存在。その吊るしものといえば忘れちゃいけない MBDA の話をサラッと書きました。紙数の関係で、あまり突っ込んだことを書くには至らなかったのと、MBDA 以外の欧州メーカーに言及する余地がなかったのが、惜しまれるところではあります。

 

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Aug 30, 2023

2023 年 8 月のお仕事・その 2~その 5

スウェーデンに行っている間に、いろいろスタックしてしまった (汗

「Jwings」は「月刊 F-35」、「航空ファン」と「丸」はいつもの海外ニュース欄。と、ここまではレギュラーですね。

あと、「世界の艦船」では原子力推進艦の特集が組まれておりまして、そこで「原子力推進艦のメカニズム」。もちろん原子炉を初めとする主機の話は欠かせないわけですが、潜水艦ならではの特殊仕様ということで、環境制御システムの話、そして勢いでゴミ処理の話も書いてみました。

たまたま 2000 年の秋にワシントン DC で「ゴミを捨てる缶」の現物を見ているので、その写真を置いておきますね。サイズが小さすぎて、誌面で使ってとはいえなかったやつです。

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Aug 17, 2023

2023 年 8 月のお仕事・その 1

イカロスさんの「世界の名機シリーズ」、新刊は P-3 オライオン。よくぞこの地味なテーマを取り上げてくれたものです。で、主要な解説パートは富永さん・宮永さんの担当で、うちで担当したのは最後の方で出てくるミッション ストーリー。

いやはや、どういう状況を設定しようか、そこでどうストーリーを展開しようかというところで悩み。そして、具体的な話に踏み込んでくると、今度はフライトマニュアルと首っ引き。その他の資料も探し回り、悪戦苦闘して書き上げた次第。面白くもあり、大変でもあり。どんなお仕事でもそうですけど、いろいろ調べ回って「字」にすると、その過程で自分の勉強にもなるのがよいですね。

なお、紙数の関係もあって書けませんでしたけど、ハープーンの撃ち方も一応は調べました。

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Jul 28, 2023

2023 年 7 月のお仕事・その 5~その 7

一気に行っちゃおう~

まず「世界の艦船」。特集は「今日の NATO 海軍」ですが、そこで「注目のNATO艦艇」のうち「潜水艦」「揚陸艦」「機雷戦闘艦艇」の 3 パートを。潜水艦については、スウェーデンの NATO 加盟を見込んで A26 型も入れたんですが、微妙に先走った感が… でもまあ、トルコも加盟自体は承認する方向に転じたのでヨシ ! たぶん、造りかけの A26 を生で見た日本人は私だけ (←とても自慢している) なので、その話も少々。

「航空ファン」の海外ニュース欄と「丸」の海外ニュース欄はいつも通りです。おっと忘れてた、「丸」で「『ひゅうが』型護衛艦メカニズム完全ガイド」を書いたんでしたっけ。ちょいと口の悪い話も混ぜつつ。

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Jul 21, 2023

2023 年 7 月のお仕事・その 3 & その 4

続きましては、まず四半期ごとの「新幹線 EX」。今回の特集は車両検修でありまして、博総に取材に行って、現場取材と解説、それと所長インタビュー。

「こういう周期でこういう検査をやります」だけなら各所で書かれているけれど、今回はさらに、省令だの社内の準則だのといった話まで引っ張り出してみました。あと、いろいろ取材をしていても「初めて」のネタというのは出てくるもので、今回は輪重調整の現場を見られたのがよかったかなと。

所長インタビューにしても、ありきたりの話だけでは面白くないので、「時節柄」な話題もいろいろ混ぜて。

あと、「東海道新幹線のシステム」のお題はレイダース。そして毎度のニュース欄。

「Jwings」は創刊 25 周年でリニューアル。ついに横書きになったぞ ! あまり意識してなかったんですけれど、その 25 年のうち半分近く、関わってきていたとは気付いてませんでしたハイ。しかも、他の方があまり食指を伸ばさないようなネタになるとハッスルするという…

 

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Jul 12, 2023

2023 年 7 月のお仕事・その 2

お次は Jships。米海軍の特集で、ナンバード フリートの話を書いたり、主要基地の説明を書いたり、最古の現役艦コンスティテューションの話を書いたり。ただ、艦隊によってネタの多寡がけっこう違うので、中には書くのに苦労したやつもありますハイ。

あと、後ろの方でアンドーバー行きの話も書いたのですが、たまにはこういうノリのがあってもいいんじゃないでしょうか。

そして「世界の艦艇建造所」はマリネット マリーン。この連載、書く度にせっせといろいろ調べて回るのですが、ここは意外と歴史が浅かったのですね。

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Jul 07, 2023

2023 年 7 月のお仕事・その 1

まず軍研。題して「開発迅速化かつリスク低減 装備品開発とデジタル・エンジニアリング」。お題は、自動車業界ではおなじみの MBD (Model-Based Development)、そして MBSE (Model-Based System Engineering)。

たまたま、これを書いている最中にレイセオン ミサイルズ & ディフェンス (現 RTX レイセオン部門) にお邪魔することになったんですが、そこで格好のネタを仕入れることができたのは素晴らしいタイミングの符合。IDC の見学にしろ、AMRAAM やストームブレーカーに関するブリーフィングにしろ、私が一人でアツくなってたような… AN/SPY-6(V) の話ばかり各所で記事になってますけど、それ以外のネタもあったんですよと。

たぶん、デジタル エンジニアリングの活用とかいう話になると、「もうやってる」とか「そんなもん意味ない」とかいう反対論がポコポコ出てきそうですけれど。しかし大事なのは、形を真似することではなくて本質を知ることですからね。モデリングもシミュレーションも xR 技術も、あくまで手段。それを使って何をするかという最終目標が明確、かつ実現に向かっていないとダメ。手段だけ導入して DX をやった気になってたんじゃ話になりません。

あ、それから訂正をひとつ。IDC の D は Development ではなくて Design でありました m(_ _)m

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Jun 29, 2023

2023 年 6 月のお仕事・その 5~その 7

まず「世界の艦船」では、「特集 世界の空母 2023」の「世界の空母事情 2023」。いわゆる概要・概観記事ですね。簡単そうでいて意外と簡単ではない、というやつです。単に艦の動きを列挙すれば文字数は稼げるけれど、それだけではちょっと…

あと、軍研別冊「『新兵器最前線』シリーズ」で「注目の『アメリカ軍新兵器』」が出ました。このうち、「統合防空・ミサイル防衛戦闘指揮システム『IBCS』」「近代化続く西側標準ステルス戦闘機 F-35」「次世代 AWACS の E-7 ウェッジテイル」「高性能ジェット練習機 T-7 レッドホーク」「有人機とペアを組む無人攻撃機」「無人艦隊『ゴースト・フリート』への挑戦」を書いています。

「丸」はいつもの海外ニュース欄。今回は駆逐艦「島風」や 16MCV が取り上げられてますが、これはちょっと私が出る幕ではないなあ。

 

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Jun 26, 2023

2023 年 6 月のお仕事・その 3 & その 4

続きましては航空 2 誌。いつものようにニュース欄。

私の担当ではないけれど、「航空ファン」では中野さんの海外レポや空母カヴールのレポが熱い。久方ぶりに、海外に戦闘機を見に行きたいなぁ… スウェーデン空軍はエアショーの中止を決めてしまったので、飛んでるグリペン E を見るチャンスは吹き飛んじゃった。みんなプーが悪い。

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