仕事のあれこれ

Jul 06, 2025

2025 年 6 月のお仕事・その 6

もう 7 月に突入してから一週間近く経過しているのに。

「丸」の 8 月号で揚陸艦の特集を組んでいるのですが、そこで「世界の現代揚陸艦」を書きました。いまどきの揚陸艦の基本と、実際に主要各国で配備している揚陸艦の現況について、といった按配の内容。それといつもの海外ニュース欄。

単に揚陸艦というハードウェアの話を書くだけでなく、指揮統制能力や医療能力といった付加機能、それらを活用することで得られる多様性。そんな多面的な捉え方をするように工夫してみたつもりです。

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Jun 26, 2025

2025 年 6 月のお仕事・その 4 & その 5

お次はイカロスさんの「日本全国乗りつぶしガイド」。やはりこういうのは実際に達成した人でないと、ということでお声がかかったようで。

そこで総論としての戦略・戦術・ルール作りであるとか、エリア別のポイントであるとか。そんな話を書きました。

世界の艦船」は英海軍の特集で、そこでクイーン エリザベス級空母、シティ級 (26 型) フリゲート、インスピレーション級 (31 型) フリゲートの解説を。特に空母は過去にも書いたことがあるので、それが逆に足枷になって「どれだけ新情報を盛り込めるか」が課題になってる部分があって。でも、それはそれでチャレンジし甲斐のある話。

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Jun 21, 2025

2025 年 6 月のお仕事・その 1~その 3

まず「旅と鉄道」。連載「ネット予約攻略術」とニュース欄は、体制が変わって以来、私の担当になってます。

そして特集の方は「夜行フェリーで行く北海道」。この件に限らないけれども、「自分は○○が好き」だからといって、その「○○」にしか目を向けない、他の選択肢を排除してしまうって、いささか視野狭窄で、かつ勿体ない話だと思うんですよねえ。そんな原理主義的になってどうするのかと。

Jwings」では DSEI の特集を組んでおりまして、もちろん私も参画してます。

この手の展示会があると、えてして「○○社は△△を展示していてどうとかこうとか」という記事で埋め尽くされるもの。ことに今の日本には GCAP という大ネタがあるので、なおのこと。でも、それだけだと勿体ない。一歩引いて視座を上げてみることで、業界の動向、安全保障情勢との関連性、などといった話が見えてくるもの。

それに、このあいだ「J Defense News」でも書いたけれど、今の情勢からすると RDT&E における「機敏さ」「柔軟性」がすごく大事になってくるはず。それを支える技術や手法に目を向ける必要があるし、官民の関係者が頭を切り替えていくことも重要。

航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。今回からちょっとボリュームが減ったみたいで。で、冒頭で日本向け F-35B (BX-1) 初飛行の写真が載っているのだけど、誰が撮ったのかと思ったらカールかよ !

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May 29, 2025

2025 年 5 月のお仕事・その 4~その 7

続きましてはミリタリー関連各誌。

Jwings」では、「戦闘機の科学とテクノロジー」という特集を組んでおりまして、そこで「『敵を探る』ための科学」「『味方とつながる』次世代ネットワーク戦の科学」の 2 本。"C4ISR マン" ですから、こういうパートのお仕事をいただいたわけですね。

それに加えて、3 人でそれぞれ好きなように「アメリカ空軍の次期戦闘機『F-47』を勝手に "予測" する」 なるページを書いているのですが、まさに三者三様の視点でまとめられたと思います。いうまでもなく、私は JADC2 や ACE の旗を振ってますから、そっちの視点から書きました。

なお、Dyess AFB のエアショー "Wings Over West Texas" のレポも載ってます。もちろん田宅さんの担当です。

世界の艦船」は「進化する通常動力潜水艦」という特集でありまして、私の担当は「UUV と通常動力潜水艦 現況と近未来」と、「現代の通常動力潜水艦 5. スウェーデン」。ついでだからめっちゃ自慢しますけど、建造途中の A26 型の船殼を生で見た日本人は、たぶん私ぐらいのものだと思うので、当然、その話もチラッと入ってきます。スウェーデンの話が私に回ってきたのも、順当な展開でありましょう。

あと、今回の号では FFM の CIC の写真が載っているのも見どころですね。

航空ファン」と「」は、いつもの海外ニュース欄です。ちなみに今月の「丸」、数多さんの「ヴィンセンス誤射事件の解説」が秀逸。

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May 28, 2025

2025 年 5 月のお仕事・その 3。新刊「鉄道車両探求読本」

DSEI Japan 2025 の取材でドタバタしていて告知が遅れてしまいましたが…

出ました。新刊「鉄道車両探求読本」。ただ、限られた紙数の中で全部を取り上げるのは無理な相談で、今回は基本的に「床より上」の話です。それだけでも、本が 1 冊できるぐらいに書くことはあるわけです。いや、これでもだいぶへつった話はあり、所定のページ内に収めるのに四苦八苦。

以前に秀和システムから似たような本を出したことがありましたが、その後にさまざまな現車を国内外で見たり、メーカーや事業者の方に取材でいろいろお話を伺ったり、海外の車両まで見たり乗ったり。そんな経験を反映させて、より「濃い」本に仕上げられたと思います。

なんでも、編集サイドで「よくこんなに写真を持っているものだ」と、ビックリされたとか、されなかったとか…

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May 18, 2025

2025 年 5 月のお仕事・その 2

お次は「軍事研究」。なんと、お題は伊陸軍の新型攻撃ヘリコプター「AW249 フェニーチェ」。パスタみたいな名前だけど (ひでえ)、英語でいえば phoenix ということですね。

米英あたりの機体と比べると情報が少なくて苦労したんですが、なんとかまとめることができました。例によって、「ハードウェアの仕様について列挙して終わりではいかがなものか」という観点から、攻撃ヘリコプターが置かれている状況やオペレーションに関する考察も交えてみました。以前から気になっていたテーマでもあったので。

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May 12, 2025

2025 年 5 月のお仕事・その 1

おフネの話が続きますが、今月の一番手は「Jships」。海自の護衛艦についてまとめた特集のうち、イージス DDG・3 クラスの概要説明。スペックの話は避けて通れないけれども、単にスペックを並べて文字数を埋めるのはなんか癪だし、といって苦労するところではあります。

それと、連載「世界の艦艇建造所」はフランスの CMN。造船所なのに施設が海に面していない、という変わり種。おまけに創業者が航空技術者という変わり種。名前は知っていても、調べてみるといろいろネタは出てくるもんです。

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Apr 26, 2025

2025 年 4 月のお仕事・その 1~その 4

まず「世界の艦船」。特集「ハリアー・キャリアー」のうち「ハリアー・キャリアーのメカニズム」を。それと、FFM の対豪輸出に関連して、コンペティターとなる MEKO A200 の話を書きました。

これを書いていて思ったのですけれど。艦の規模に関係なく STOVL 空母の発艦レーンは 1 本だけなので、多数機で構成するパッケージを運用する能力において、CTOL 空母と比べると、案外と制約があるんじゃないかと思えましたね。

航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。「Jwings」はいつもの「月刊 F-35」ですが、今月もネタが多かったので、おねだりして (?) 3 ページいただきました。

旅と鉄道」もいつも通りに、ニュース欄と、連載「ネット予約攻略術」。ずっと「えきねっと」の話で引っ張ってきてますが、そろそろ他のサービスも取り上げてみる必要があるかなぁと。

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Mar 25, 2025

2025 年 3 月のお仕事・その 3~その 5

続きましては「世界の艦船」。特集「LCS とコンステレーション級」で、「フリーダム級」「インディペンデンス級」「コンステレーション級」の解説ページを書いています。

どういうわけか、これまであまり突っ込んで書かれたことがない、でもトラブルの源にもなっている LCS の機関・推進システムについて、せっせと調べまくって、特に力を入れて書いてみました。調べてみると、なにかしら情報は出てくるものです。

写真ページ (36 ページ) に出てきますが、インディペンデンス級の機関操縦は面白くて、前後方向に動かすレバーが回転式の台座に載ったデバイスを使います。これだと、手の操作だけで速力の増減と旋回の指令が可能。前方にひとつ、その後方に 4 個あるので、まとめて制御する場合と個別に制御する場合で使い分けるのかしら。

あと、「航空ファン」はいつもの海外ニュース欄、「Jwings」はいつもの「月刊 F-35」。今月はネタが多かったので、1 ページ多くいただきました。

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Mar 15, 2025

2025 年 3 月のお仕事・その 1 & その 2

まずは「Jships」。「特集 現代水上戦闘艦入門」の「現用水上戦闘艦のトレンド」「ピックアップカタログ 045 型 デアリング級駆逐艦 / アキテーヌ級フリゲート / ホバート級駆逐艦」を書きました。

で。たまたま表紙を見ていたら気になったんですけど、「あきづき」型護衛艦のマストって黒塗りになってる ? 煙突の後方にあって汚れやすい、って訳でもなかろうに。

あと、「空母艦載機大研究」で F-35B の概要と搭載兵装に関する話を。TR3 仕様機のドタバタでデリバリーが遅れているのはともかく、この機体を使って「いったい何をどう実現するつもりなのか」の整理をちゃんとやっとかないと、後で厄介なことになるんじゃないかと危惧してますハイ。

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