仕事のあれこれ

Sep 01, 2024

2024 年 8 月のお仕事・その 3~その 5

いかんいかん、9 月に突入してしまった (汗)

航空ファン」と「」は、いつも通りの海外ニュース欄。そして今回の号には間に合わなかったけれど、ついに有人での帰還を断念したスターライナー CST-100 (御社あ !)

今月のハイライトは「世界の艦船」。「特集 無人アセットは海上戦を変えるか」で、珍しく先頭のオーバービュー「海軍とその無人装備 その来歴と将来」を書いてます。記事中でも念を押したのですが、「流行ってるからウチも」という了見では駄目で、まず「それをどう使ってどういう結果につなげるか」という理念を明確に持たなきゃいけません。

それと別件で、「アメリカ北東部の保存艦たち / アメリカ北東部の保存艦訪問記」を書きました。今年の 5 月に行ってきたときの話と、昨年の 5 月にアンドーバーに行ったついでに訪れたコンスティテューションの話です。記事中に入らなかった写真を何点か、ここで蔵出し。

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Aug 22, 2024

2024 年 8 月のお仕事・その 1 & その 2

えっ、このタイミングで「その 1」!? と思ってよくよく考えたら、軍研がお休みだからですね。

というわけで今月は、まず「Jwings」の毎度恒例「月刊 F-35」と、新たに加わった「旅と鉄道」。

「旅と鉄道」では末尾のニュース欄と、新連載「ネット予約を使いこなそう !」。たぶん、利用者の絶対数が多いせいもあって話題になりやすい「えきねっと」ですけれど、EX サービスみたいにスパッと機能を割り切っていない分だけ、敷居が高くなっちゃってると思うんですね。で、そこを解きほぐしてみようじゃないかという趣旨。

「えきねっと」でネタが尽きたら、他のサービスにも版図を広げていくことになると思います。

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Jul 29, 2024

2024 年 7 月のお仕事・その 5 & その 6

まず、河出書房から 24 日に新刊が出ました。「鉄道ダイヤ探求読本」。

内容は読んで字のごとく… なんですが、どちらかというとライト層を意識していることもあり、原理原則の話はホドホドに。それよりも「こういうダイヤになっている背景は」とか「こういう考え方から、こんなダイヤになって」とか、実際に存在するものの話を前面に押し出したのが、特徴といえば特徴。

それから「世界の艦船」では「特集 軍艦の推進システム」のうち「機関の基礎知識 シフト配置や組み合わせ機関とは」と「統合電気推進の現状と将来」を。当然ながら、電動機がらみの話もガッチリ書いているわけです。

なお、来月売りの「世界の艦船」にも寄稿の予定がありますが、そのうち 1 本はちょっと毛色が違ったやつです。

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Jul 24, 2024

2024 年 7 月のお仕事・その 2~その 4

新幹線 EX」は 500 系特集の第二弾。今回はデザインワークの話にフォーカスしているので、そちらでは出る幕はなかったのですが。それとは別に、500 系の特徴のひとつであるアルミハニカム構体の構造と製造工程について、日立 OB の服部さんに伺った話をまとめています。ハニカム構造そのものはともかく、それがどうやって作られるかという話は意外なほど目にしないので、個人的にもいい勉強になったなあと。

Jwings」はステルス機の特集ですが、そこでステルス技術の基本の話と、過去の歴史の話を少々。あと、「航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。スターライナーの帰還が遅れたせいで次号送りになっちゃったじゃないか御社ぁーーーーーーーーー 

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Jul 13, 2024

2024 年 7 月のお仕事・その 1

軍事研究」も出てますが、こちらはお休み。

奇数月の恒例「Jships」では、「次世代レーダー AN/SPY-6(V) を学ぶ」と「PICKUP MARITIME NEWS」、それといつもの「世界の艦艇建造所」を。「PICKUP MARITIME NEWS」では、トルコの艦艇建造産業とアメリカの艦艇建造産業の話を取り上げてみました。

フネそのものは話題になりやすいけれど、意外と産業基盤の話は話題にならないというか、表層的なところをサッとなぞるだけのことが多いと思うんですよね。日常的な動向にも、意外とヒントは潜んでいるのだけれど。という話の一例も取り上げてみてます。

で、トルコは韓国とともに、防衛産業分野では馬鹿にしちゃいけない国だと思いますよ。なんだかんだといっても商談を勝ち取ってる事実はあるんですから。

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Jun 30, 2024

2024 年 6 月のお仕事・その 4~その 5

〆はいつものように「世界の艦船」と「」… ではなくて。今月の「世界の艦船」の特集には出ておりませんです。特集が「自衛艦隊 70 年の歩み」では、私に出る幕はございません。まあ、次号の原稿はもう送ったし、次々号の原稿も草稿はできてるけど…

「丸」の一特は「空母『飛龍』と山口多聞」ですが、その後に別枠でアーレイ・バーク級の特集を組んでまして、そちらで戦闘システムの概要を。ただしそこで、ちょいとひとひねりして、「機能分野別に解説する」とやってみました。だって、ありきたりの「ベースラインがどうとか」の話だったら、もう見飽きてません ?

そうじゃなくて、「この分野では、こういう発展を遂げて来たんだよ」の方がよくね ? なんてことを考えてみたわけです。

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Jun 24, 2024

2024 年 6 月のお仕事・その 2~その 3

続きましては航空 2 誌。

Jwings」では、いつもの「月刊 F-35」に加えて、「B-21 レイダーの現在地」と「戦闘ビジョン『BattleONe』の総合的防衛力」を。後者は、J Defense News に書いた記事の拡大発展版。ただ、ここからあぶれた話が少しあるので、それは別の機会に出します。

前者は B-21 の新しい写真がリリースされたということで書いた記事ですが、依然として、機体の詳しい話はなーんにも出てきていません。なので、同機の開発にデジタル エンジニアリングを活用して云々の話を押し出してみました。私が得意なやつですね。

航空ファン」の方は、いつもの海外ニュース欄。ようやくスターライナーがちゃんと上がってくれたので、入れられました。

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Jun 18, 2024

2024 年 6 月のお仕事・その 1

今月は「軍事研究」。電波の周波数割り当ての話について書きました。

で、本文中で「電磁波利用の自由」ってフレーズが出てくるんですが、これの元ネタが分かる方って、どれぐらいいらっしゃるかしらと。一方、編集部でウケたのは「セルフ電子戦」の話。身体を張って実験した方、あまりいないのかな。

あと、今号が 700 号ということで、ちょっとした「祝辞」のようなものも書きました。

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Jun 01, 2024

2024 年 5 月のお仕事・その 3~その 6

いかんいかん、渡米ネタにかまけてアップを忘れてました (←
といっても、大ネタはそんなにないので、箇条書きで簡単に行きましょう。

  • Jwings : いつもの「月刊 F-35」。特集にちょっと絡む話だと、F-35 は左右の斜め後方から見ると、なかなか格好いいと思いますね。
  • 航空ファン : いつもの海外ニュース欄。ギリシアの演習の話に絡んで、中野さんがいつになくお堅めの記事を書いておられるのが目についたかなあ。
  • : いつもの海外ニュース欄。特集は一式陸攻ですけど、なんだかんだといっても実戦で大量に墜とされた結果がすべてだろう、というのが私の見解だったりします。
  • 世界の艦船 : 特集と関係あるような、ないような (目次の上では別建て扱いですね)、「無人機空母の将来」を書きました。いつものことですけど、まず CONOPS を明確にしないと、単に「流行りに乗ってみました」で終わっちゃいますって。

 

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May 15, 2024

2024 年 5 月のお仕事・その 1 & その 2

今月はそろい踏み。

まず「軍事研究」ですが、BAE システムズがミッション機材を手掛けている電子戦機、EA-37B の話を中核に据えつつ、「統合化された電子戦ってなんやねん」という話を書いてみました。

EC-130H Compass Call の後継機だから、同じように通信妨害をするんだろう… というのはいささか表面的な見方。そもそも「通信妨害」は手段であって、目的はそれを通じた「指揮統制の無力化」にあるわけです。本質はそちら。

次に「Jships」ですが、「ミサイル艦入門」という特集を組んでおりまして、そこで対空、対潜、対艦、対地の各分野について概論を書きました。個別の製品について細々と書くのではなくて、カテゴリーの全体像が分かるようなやつ。なお、ミサイル防衛関連については能勢さんの担当となり、私は手を出しておりません。

あと、「世界の艦艇建造所」はフィンカンティエーリのムジャーノ造船所。前回に取り上げたリヴァ・トリゴソ造船所の御近所で、実質的にワンセットで機能してるところがあります。今回、沿革に似たような名前の会社がゾロゾロ出てきて頭がこんがらかることといったら、もう。

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