仕事のあれこれ

Mar 12, 2026

2026 年 3 月のお仕事・その 1 & その 2

今月は、まず「軍事研究」で、BBG(X)、いわゆる "トランプ級戦艦" の話、それと FFG(X) がポシャったための後釜・FF(X) の話を書きました。まだ現物がない状態なので、「これなら好き放題に書けるぞ」と考えてその通りにしたわけですが、もちろん常識的な範囲に留めたつもりではいます。

一方、「Jships」は BBG(X) の話をつかみにして「大型水上戦闘艦」の特集を組んだのですが、そこで「なんで昔の戦艦はどんどんデカくなったのか」「今になって、再び水上戦闘艦がデカくなってきたのはなんで」といった話をまとめてみました。

よく「大艦巨砲主義」という言葉でひとくくりにされますけど、当節のは「大艦」ではあっても「巨砲」じゃないんですよね。そこのところは間違えないで欲しいなと思うわけです。同じ「デカくなる」でも、背景事情は大きく異なるので。

| | Comments (0)

Feb 22, 2026

2026 年 2 月のお仕事・その 3~その 6

まず「旅と鉄道」の 4 月号。特集は毎年恒例の「鉄道旅事典 2026」で、そこで前年と同様に「2026 年度 鉄道車両の動き」を書きました。それと、ネット予約の連載はいつも通りに。

世界の艦船」では珍しく、造船所の特集。そこで「アメリカ」「イタリア」「ドイツ」「インド/トルコ/ブラジル」の 4 パートを。米独伊は以前に Jships 誌の連載で調べたことがあるから楽ができましたけど、印土伯の 3 ヶ国は調べが必要。でも、探せばいろいろと材料は出てくるもんです。

ちなみに、バロー-イン-ファーネスの BAE システムズや、グロトンの GDEB は外から眺めたことがありますが、ことに前者のデヴォンシャー ドック ホールは、街のそこここから見える巨大建造物。すんごい目立つんですよこれ。

航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。「Jwings」もいつもの「月刊 F-35」と、E-2D マンガの解説を。そして今月は、浜田さんの連載がなかなかシブいところを突いてますね。ちなみに大圏構造の現物は、コスフォードに行くと間近で見ることができます。

| | Comments (0)

Feb 15, 2026

2026 年 2 月のお仕事・その 1 & その 2

まず「軍事研究」で、「『ちょうかい』を派米し艦艇改修 & 乗員訓練 海自 DDG、トマホーク発射能力獲得へ」。海自の DDG を対象とするトマホーク搭載の話は皆さん御存じの通りですが、そのために何が必要なのか、それが艦側の戦闘システムにどう影響するのか。といった話を最初に。そこから、イージス戦闘システムのオープン化、そして機能ごと・部品ごとの切り分けが進んできた話を振り返った上で、次期 DDG の話につなげていくという流れ。

まだあまり話題になっていませんけど、この分野では、仮想化技術の導入や ICS (Integrated Combat System) の話も重要。ICS はまだ情報があまりないので、おいおい書いてみたいやつですね。

あと、「護衛艦事典」の改訂版が出ました。担当パートは以前と同じですが、一部内容のアップデートはかけたような気がします。

| | Comments (2)

Feb 04, 2026

2026 年 1 月のお仕事・その 5

もう 2 月に入ってしまったけれど、刊行日は 1 月なので。

で。「500系新幹線電車 世界最高速に挑んだ新幹線の軌跡」です。過去に「新幹線 EX」誌で掲載した記事などがベースで、車両だけでなく地上設備などの話も交えて、500 系にまつわる話を「これでもかこれでもか」とまとめた一冊。

私の担当パートは主として、「メカニズムからみた500系」「500系新幹線開発ストーリー」「蝋付アルミハニカムへの挑戦」「地上設備の改良」など。今のタイミングで今のポジションにいて、この仕事ができたのは幸せなことです。

ことに、3 日分のインタビュー取材をベースにした開発ストーリーは、自分でいうのもなんですけど、JR 側の話と日立側の話をうまく噛み合わせることができた、渾身の一品かつ会心の一品。もちろん、他のパートだって、手抜きなんてしちゃいませんけれどね !

この本には入っていませんが、実は私、V2 編成「ハローキティ新幹線」の報道公開にも行きました。そしたら、本の中でも登場されている永野さんがいらしたので、いろいろお話を伺って記事に盛り込んだ記憶があります。その「ハローキティ新幹線」で何がビックリしたって、500 系がこんなにピンクが似合うんかい、というところ。

これ以外でも、オリジナルと違う塗装、ちょっと見てみたかった気もしますね。いくつか検討はなされていたらしいですが。

Image_0_20260204175101

| | Comments (0)

Jan 25, 2026

2026 年 1 月のお仕事・その 1~その 4

まずは「世界の艦船」。

巻頭で「フネとしての HMS プリンス・オブ・ウェールズ」の記事本文と写真の大半を担当してます。基本的な話は、自分で書いたものも含めて、すでにさんざん書かれていますので、それらとはなるべく重複せず、現物を見て初めて分かった類の話をメインに据えてみた。つもりです。MT30 ガスタービンを始動する音が響き渡る話なんか、現場にいないと書けないものの筆頭ですね。

それから、特集「最先端の艦隊航空」で「移行期の艦隊航空 ? 冷戦終結から新世代機の時代へ」。この手の、全体状況を俯瞰しながら "流れ" を追う形の記事って、書く過程ではすごく悩むんですが、やっていて面白くもあります。あと、CSG25 関連の記事で、私の写真だけ使っていただいたものがいくつかあります。

あと、「Jwings」ではいつもの「月刊 F-35」、「航空ファン」と「」ではいつもの海外ニュース欄を。

| | Comments (0)

Jan 06, 2026

2025 年 12 月のお仕事・その 6~その 7

なんか他のことに気を取られていて、投稿を忘れていたんですが 【-40 点】。

世界の艦船」2026/2 号では、海自向け哨戒艦の進水に合わせたのでしょう、OPV の特集を組んでいます。そこで「哨戒艦とは その発達と現況」「世界の OPV オランダ」を書きました。やはりどうしても、第一線の戦闘艦にリソースを優先的に持って行かざるを得ないということなのか、この手の「哨戒任務専任の艦艇」って、意外と歴史が浅かったんですね。書いていて、いい勉強になりました。

そして、導入や維持管理に割くことができるリソースのことを考えると、この手の艦艇はどうしても経済性を重視する必要があります。それだからこそ、レディメイドのフネに優位性があるんだろうなと。

あと、「」ではいつものように海外ニュース欄を書いています。メインの特集が WWII の防空艦では、私に出る幕があるはずもなく。

| | Comments (1)

Dec 20, 2025

2025 年 12 月のお仕事・その 1~その 5

えーと。

まず、「世界の艦船」別冊、「アメリカ海軍 2026」です。艦艇、航空機、各種兵装、階級章や制服などの資料ページはいつも通りで、その後ろに開設パートがいくつか付く構成。そのうちのひとつ「アメリカ海軍の研究開発プロセスはどこに問題があるのか」を書きました。これの前に井上麟太郎さんの「第2次トランプ政権下のアメリカ海軍」が総論としてあり、その次に問題山積の装備調達について書いたわけです。

でもって、これの作業を進めている最中に装備調達の再編構想が出てきたり、さらにその後で FFG(X) のキャンセル騒ぎがあったり。そして先日には、FFG(X) の代わりとして FF(X) の話が出て。これ、HII が FFG(X) 用に提案した、沿岸警備隊向け NSC (National Security Cutter) ベース案の出し直しみたいなもので、まったく何をやっとんねんとしか。

Jwings」はいつもの「月刊 F-35」、「航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。

あと、Jships 編集部の「空母事典 改訂版」で、冒頭の「空母とはどんな艦艇か ?」という総論ページを書いてます。ちなみに、現役の米空母に一般人が乗り込むのは飛行甲板と格納庫以外だとまことに困難ですけれど、サンディエゴの空母ミッドウェイに行けば問題解決。CIC も CATCC も居住区画も見られます。空港から近くて行きやすいし、近くに SEAL 博物館もできたし、ぜひ。

それと、ちょっと前になりますけど、「世界の名機シリーズ F-35 ライトニング II」の新たな改訂版が出まして。こちらでは「世界の F-35 装備計画」と「F-35 の実戦記録」を書きました。前者はどんどん情報が変わるし、後者も最近になって新たな話がいろいろ。

| | Comments (6)

Nov 27, 2025

2025 年 11 月のお仕事・その 4~その 7

今月は各誌の特集などで記名記事を書いていないので、「Jwings」の「月刊 F-35」、「航空ファン」の海外ニュース欄、「」の海外ニュース欄といった具合に「恒例のやつ」だけ。

あと、自分の記事じゃないですが、「世界の艦船」のウォーゲームの記事が面白かったですね。特に交戦の際の命中判定のロジックについては「なるほどなあ、単にランダムに決めてるわけじゃないんだなあ」と感心することしきり。なお、いつも 1 月号は海上自衛隊の特集を組むのが恒例ですけれど、今年は平素以上に辛口な論評が多い印象。

「丸」の特集は三式戦と五式戦だというので、ヘンドンの五式戦の写真が 1 枚ぐらい出てくるかと思ったら、皆無。あらまぁ… と思ったけど、まぁ自分が現物を見てきてるからいいです。

| | Comments (0)

Nov 14, 2025

2025 年 11 月のお仕事・その 1~その 3

まず「Jships」。「特集 大図解 原子力潜水艦」のうち、「原子力潜水艦のメカニズム」「世界の原子力潜水艦カタログ 中国海軍」を書いています。メカの話については、少し前に「丸」でも似たようなことを書いてますが、こちらの方が扱っている話題の幅は広く。とはいえ、「丸被り」にならないように神経を使ったところではあります。

で、さりげなく「なんでそんなの知ってるの」という話が出てくるのですが、昨年の訪米のおかげですねこれは。

あと、今回は単発で「FLEET NEWS」の海外パートを書きました。それと連載「世界の艦艇建造所」。今回は初めて韓国の造船所が登場して、HD HD 現代重工の蔚山造船所を。調べてみると、いろいろ知らない話は出てくるもので、それがこの連載をやってて楽しいところ。

一方、「軍事研究」ではデジタル エンジニアリングの話を書きました。少し前に「防衛技術ジャーナル」でもデジタル エンジニアリングの話を書いているのですが、軍研ではデジタル化・一貫したライフサイクル管理の話に重点を置いています。対して「防衛技術ジャーナル」の方は RDT&E や運用構想に関わる話がメイン、という使い分け。

最近、この手の話をあちこちで書きまくってますけれど、一度書いただけで世の中が動くわけじゃないですからね。しつこく繰り返さないと。

| | Comments (0)

Oct 29, 2025

2025 年 10 月のお仕事・その 4~その 5

続きましては。

」はいつもの海外ニュース欄。ここのところ、一特は WWII 関連の話が続いているので、どう見ても私に出る幕はないわけですね。

一方で、「世界の艦船」はアメリカ級強襲揚陸艦の特集。そこで「開発経緯と変遷」「船体・固有兵装」のパートを書きました。ことに後者では、これまであまり具体的な数字や配置に関する言及がなされていなかった、「アメリカ級でどれぐらい航空関連の強化がなされたか」を、ちゃんと数字で説明。フライト 0 とフライト 1 における区画配置の相違についても、うまいこと資料が見つかったので、バッチリ書けました。

あと、別件で「英空母『プリンス・オブ・ウェールズ』東京来航記」。写真を多めにして、「絵日記仕立て」でやってみたつもりです。

| | Comments (0)

より以前の記事一覧