スキーマテリアルと How To

Nov 01, 2010

今シーズンから青ヘル

コブ斜面に入るようになってから「やっぱり、メットがないと転んだときに不安」ということで SWANS の HSF-90 (キャンディレッド) を使っていたのですが、イヤーパッドのところが壊れてブラブラしてきてしまいました。安全に直接関わるものだけに、そんな状態で使い続けるのは不安があります。ストラップが外れたわけではないにしても。

持ち歩く際にイヤーパッドのところに力がかかり、それで壊れてしまったのではないかという判断の下、後継品はイヤーパッドが独立していない (つまりシェルと一体) のレーシングヘルメットにしようと判断。で、ICI カスタムフェアで SWANS の HSR-61 をオーダーしてあったのでした。

ということで、新旧そろい踏み。今回は気分を変えて「青ヘル」にしてみました。

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いろいろなメーカーを試してみたけれど、自分の頭にもっともしっくり来るのは SWANS 製品みたい。ゴーグルも SWANS だから、物理的な意味でのマッチングが良さそうですし。

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Jun 05, 2010

メットを註文

ICI カスタムフェアに行ってきました。といっても、板は十分に揃っているし、ブーツは昨年に更新したばかり。今回はメットです。

というのも、以前から使っているトレードマークの赤ヘル (SWANS HSF-90) はイヤーパッド部分が外れかかってブラブラになってしまい、「こりゃいかん」と思っていたところだったので。

フリーライド用のメットだとイヤーパッドが別体なのですが、それでブラブラになって具合が悪いのだから、一体になっているレース用のメットなら問題ないはず。という単純思考により、SWANS の HSR-61 をオーダーしてきました。色は、これまでとは気分を変えてブルーメタリック。

ゴーグルも SWANS なので、同じメーカーで揃えればフィッティングは問題ないだろうと。それに、頭の形の関係で SWANS がもっとも「しっくり」くるのです。

と、ここまで書いたところでふと気になったんですけれど、軍隊でヘルメットや鉄兜の形が合わない、なんて問題、起きないんですかねぇ。もちろん、ある程度は調整できるようになっているんでしょうけれど。

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May 25, 2010

ディスプレイ付きゴーグル !?

いつもスキー板のメンテをお願いしている、練馬の「底商店」こと「bottom-line」に行ったら、「これ、井上さん向きじゃない ?」といって出てきたカタログがひとつ。

なにこれ !?

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Nov 26, 2008

ぱわわん

仕事が妙に忙しくなってしまったのと (スキーシーズン本格化の前に、できるだけ片付けようとしているというのもある)、シーズン初めの立ち上がりが良かったのでノンビリ構えているという理由から、マテリアルはクルマの中に積みっぱなし。今はプレチューンから戻ってきた Power One のワックスがけに勤しんでいる状況だったりします。

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ロゴは金属プレートに印刷したものを貼り付けてあるんですが、わざわざこんな不規則な形に切り抜いてあるのが、妙に凝ってます。 表面のデザインはシックなオトナの香り。

前にも書いたように、プロポーションは細身。AMC776 が「ナタ」なら、Power One は「日本刀」って感じでしょうか (謎)

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Oct 23, 2008

新兵器登場

仕事でテンパってるので、ヒマネタをひとつ。

ICI カスタムフェアで註文してあった、Power One SW が到着しました。ただし、受け取ったその足でプレチューンに持ち込んでしまったので、まだ手元にはありません (なんだかな)。

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11/14 の仕上がり予定なので、その後でベースワックスをぶち込む時間は十分に確保できるでしょう。どのみち、まとまった積雪になるまでは出さないつもりですし。

クローム調というか、やたらキラキラしたバインディングが「いかにも」という感じです。プロポーションは L163・111-66-97・R14.2 で、いまどきの板としてはやや細身。

さて、i.SuperShape Speed のデチューン版とも噂されるこのモデル、ちゃんと乗りこなせるだろうか…

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Jun 07, 2008

ICI カスタムフェアに行ってきました

TOC 有明で開催中のニューモデル早期予約会、ICI カスタムフェアに行ってきました。

板については以前からの計画通り、HEAD の Power One (163cm) です。「どこでも行ける」FISCHER AMC776 と対をなす形で、整地に重点を置いたチョイス。

白馬五竜で試乗して みっくみく メロメロにされた Power Thang の後継となるレディス最上級モデルで、基本的な構造は継続、ただしプレートとバインディングが変わっています。Power Thang よりも、足元のしっかり感・グリップ感を強めたという話でした。

サンドイッチ構造の板は初めてです。HEAD のインテリジェンス テクノロジーやリキッドメタルも初めてです。黒をベースとしたシックな外見も良いです (ここの下の方に写真が載ってます)。

ここまでは予定通りでしたが、勢いでゴーグルまで予約してしまいました。いま使っているやつが、かなり傷んできていたので。メットが SWANS なので、フィッティングを考慮して、同じ SWANS で揃えました。もちろんメガネ対応、ピンクの偏光レンズを付けた DREAD-PDH です。偏光レンズの方が雪面の凸凹を見やすいということで、このチョイスになりました。

さて、これでマテリアルについては言い訳が効かなくなったので、自分の脚前についても、しっかり精進しないと (´・ω・)

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May 02, 2008

'08 モデルを 2 台試す

日付 : 2008/4/27
場所 : 白馬五竜
天候・雪質 : 晴・ザラメ
乗り手 : 身長 169cm、体重 45kg、脚前 2 級

「どこでも行けるけれど、どこでも 80 点」の AMC776 が手元にあるので、整地に的を絞って細身でしっかりした板が欲しいなあ、DEMO 9 3V の後釜として、よく切れてきれいにショートターンできる板が欲しいなあ、という方向が固まってきたところ。

この希望に割と近いのは、3 月に富士パラで乗った HEAD の i.Supershape。確かにズレと切れの使い分けは容易でコントロールしやすかったけれど、ちと重さと張りの強さを感じた。もうちょっと軽くて張りを抑えてくれたら「買い」なんだけど…
ということで目を付けたのが、レディスモデルの Power One。ただし、Power One はなかなか試乗会に出てこないので、今期モデルの Power Thang を試してみようと思った次第。これなら白馬五竜のスキースタジアムにあるのを知ってるし。

そもそも、自分の体重はへたな女子の人より軽いから、ジュニア用か女子用にしてみようか、という考えは以前からあった。といっても、花柄の板は勘弁して欲しいところだけれど。

ついでに軽量系としてもう 1 台、ATOMIC の FR9 も試してみた。FR10 と FR10S は乗ったことがあるけれど、それと比べてどうだろう ?

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Mar 05, 2008

'09 モデル試乗記 #2

日付 : 2008/3/1
場所 : 富士見パノラマ
天候・雪質 : 吹雪・新雪が乗って柔らかめ
乗り手 : 身長 169cm、体重 45kg、脚前 2 級

◎OGASAKA Unity Q-1 (160cm, 113-70-103, R13.3)
一言でいって「素直なよい子」。重さは全然感じないし、全般的にコントローラブルで良い印象。他のモデルと比べると板の主張がなくて、乗り手次第という感じ。言い換えれば、板の性能に頼れない分だけ脚前がモロに出るタイプ ?

低速系での扱いやすさはさすがで、むやみにコントロールしやすい。たまにトップがひっかかる感じがしたけれど、これは乗り方とエッジの調整で対処できると思う。ただし、自分から見ても柔らかめなので、固いバーンで飛ばすと叩かれないか、気になるところ。

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◎SALOMON DEMO XT (162cm, 117-67-99, R12.9)
軽快で乗りやすく、オールマイティーに使えそう。動きがゆったりしている AMC776 と比べると、細身でクイック。なかなか乗りやすいし疲れない。ただし、'08 の DEMO XR や DEMO X3 ほどではないにしろ、やはりテール側の方が強い傾向がありそう。といっても、エッジの調整で対処できるかな。

それならいっそ、去年よりコスメがまともで、XT よりもテールが円い DEMO X Lady にすればいいという説も。ただ、DEMO X Lady は 146cm と 154cm しかないのが問題。なんぼなんでも短すぎる。

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◎ID One FREE RIDE NG (168cm, 106-68-96, R17.6)
細身で、しかもプレートがないせいか、とにかく軽くて楽ちん。ずらすのもひねるのも極めて容易。その代わり、切れ味ははっきりいって鈍い。というか、そういう滑りをするための板じゃないだろうし。

マッタリ滑りに徹するならよい選択だし、コブにも向いていると思う。オールマイティーとはいえないけれど、板の方向性と自分の方向性が合えば、こういう板も面白そう。やや整地寄りのフリーライド系というと、Vector Glide の Addict なんか気になるところだけど…

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'09 モデル試乗記 #1

日付 : 2008/3/1
場所 : 富士見パノラマ
天候・雪質 : 吹雪・新雪が乗って柔らかめ
乗り手 : 身長 169cm、体重 45kg、脚前 2 級

◎FISCHER RC4 PROGRESSOR 8 FP13 (160cm, 120-72-103, R12)
ウッドコアのサンドイッチ構造で、トップモデルの PROGRESSOR 9 はチタン入り、8 はチタンなし、とのこと。チタンなしでも自分からすれば十分に固いし、どっしりした感じが強い。ぶっ飛ばしたときの安定感はすごいけれど、張りやテールのグリップが強いせいもあり、ひねり回そうとするとくたびれる。こりゃ大回り専用機だ。

リフトで乗り合わせたスクールの先生の話だと、'08 の PROGRESSOR はプライズ持ち、あるいはプライズを目指すような人には評判がいいけれど、それ以下だと難しい板だといわれる、とのこと。さもありなん。自分が乗りこなせる板じゃないというのはよく分かった。

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◎FISCHER RC4 PROGRESSOR 7 RF (170cm, 119-72-102, R16)
そこで、プレートを Railflex に変えて、内部構造も変更してトーションを落とした 7 に乗ってみた (某サイトで、エアカーボン構造だという情報が)。

PROGRESSOR 8 よりもテールが強くなくて、乗りやすい印象。といっても比較の問題で、どっしり感はなかなか強い。整地の大回り専用として使うなら良いと思ったけれど、自分の脚前と体力では、これをオールマイティーに使うのはしんどい。AMC776 に慣れちゃったから、何でも重たく感じるのかも。

なお、7 も 8 も Dual Radius System とかいう仕掛けつき。前半分と後ろ半分でサイドカーブが違ってて、前半分の方がきつくなっているらしい。いままで誰も考えなかったのが不思議。

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◎HEAD i.Supershape (160cm, 120-65-105, R10.7)
HEAD の基礎板の中では、比較的扱いやすい部類。トーションが強すぎないので、コントロールはしやすいと思った。ただ、やはり自分の体格・体力からすると重めなので、安定感がある代わりに、フルタイムで乗るとくたびれそう。しっとりした乗り味は魅力的だけれど。

それでも、PROGRESSOR 7 と比べれば、こちらの方がまだ扱いやすいかな ? と思った。ただし、これは長さの違いに起因する部分もあるかも。

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◎NORDICA Speedmachine MACH 3 POWER (170cm, 119-72-102, R15)
長いので扱いにくいかなと思ったけれど、意外や意外、トップがぐいぐい入ってくる。試乗した他の板はテールが強いものが多かったので、余計に目立った。ただ、重さと張りの強さは自分には辛いところ。

Speedmachine はトップ・センター・テールの幅がすべて同じで、長さが変わると R が変わるとのこと。つまり短めにすると R がきつくなるので、グレードを MACH 2 に落として重さと張りを抑えて、さらにサイズを短めにすれば乗れそうな感じ。

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Jan 17, 2008

初心者・初級者向けの板の買い方

自分のスキー板を買おう ! パート 5(2007 年版) (ski jam)

上のサイトは、私がいつも巡回しているサイトのコンテンツなんですが、「ふむふむ、それで ?」というところで話が切れちゃってる感じがしたので、自分で書くことにしました。

全くの初心者、あるいは「とりあえずレンタルで済ませてきたけど、そろそろ自分のマテリアルが欲しい」という人が板を買おうと思ったときの話です。

これがパソコンだったら、予算が許すのであれば「長く使えるように良いものを買ってもよい」というところですが、スキー板はちょっと事情が違います。なんでかといえば、あまり背伸びをして上級モデルを買うと、却って上達を妨げる可能性が高いから。

# 板にかけるカネがあったら、むしろ自分の足に合うブーツを探す
# ために使ってください

私は「横滑りマンセー」な人ですが、この横滑りも、板によって、容易だったり難しかったりします。上級モデルの方がエッジの食いつきがいいので、横滑りやずらす滑りは難しくなります。そんでもって、まずはちゃんとずらせるようにしないと、スピードが出過ぎて危険です。自分だけでなく、まわりの人にとっても。

それに、初心者・初級者のうちはよく転ぶので、すぐ傷だらけになります。これも、あまり高いものを買わない方がいい理由のひとつ。

もっとも、安いからといってみてくれが貧弱だったりすると、それはそれで気勢が上がらないので、どこで妥協するか、って話になっちゃうんですけれど。

型落ちも含めて視野に入れて、2-4 万円台ぐらいで、あまりサイドカーブがきつくなくて (R=14m 程度かな)、テールが丸みを帯びている板、ぐらいの基準で探してみると良いと思います。長さは、身長マイナス 10-15cm ぐらいが基準でしょうか。

ちなみにテールの形状とは、こういう意味です。

1
テールが丸みを帯びている板 (FISCHER AMC776)

2
テールが角張ってる板 (SALOMON DEMO 9 3V)

角張っている方がテールがずれにくくなる傾向があるので、コントロールが難しくなります。カービングを覚えるぐらいになると、ビュンビュン切れて快感になるんですけれど。 :-)

多分、これで 2 級を取るぐらいまでは通用するはずです。2 級では基本的にスピードは求められませんし。でも、2 級を狙う頃には何十日か滑りこんでいるでしょうし、そうなると最初に買ったやつでは物足りなくなって、新しいのが欲しくなっちゃいますよね。多分。

2 級が射程内に入る頃には、それなりにいい板を買っても乗りこなせると思います。自分の脚前よりちょっと上のレベルを基準にして、体重や脚力が少なければ 1 ランク落とす、って感じでしょうか。でも、2 級レベルではズレのコントロールが重要ですから、あまりずらしにくい板は買わん方がいいです。

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