物欲散財部

Jun 14, 2023

シンクタンク バックストーリー 15

えーと。カメラ用のバックパックならすでに、同じシンクタンクのエアポート エッセンシャルズがあります。100 席未満の旅客機に持ち込める絶妙なサイズで、それでいて収容力はなかなかのもの。ラップトップの収納スペースが背中側ではなく、外側にあるのもポイント。ラップトップに余計な圧力がかからないし (まぁ Let's Note だから大丈夫でしょうけど)、出し入れもしやすいし。しかも電源アダプタまで同じスペースに収まっちゃう。

ただしひとつだけ難点があって、蓋をガバッと開けないと中身の出し入れができません。屋外で機材の出し入れをしようとすると、不安定な姿勢で手に持ってやるか、地べたに拡げるか、という話になっちゃいます。つまり即応性に劣るのが泣き所。

もうひとつ、ニコンのスポルト ワンショルダーバッグもありますが、これはラップトップが入らないのが問題。カメラだけ持ち歩くなら、これでもいいんですが。カメラバッグのためにタブレットを買うのはアホだし、そもそも 8in 級の Windows タブレットは絶滅したし (10in 級では入らない)。

そこで目をつけたのがシンクタンクのバックストーリー 13 なんですが、現物を見るとレトロスペクティブ 20 より小さいんじゃねぇかというサイズ感、しかもラップトップ収納スペースは Let's Note S シリーズがギリギリいっぱい。でも、サイズアップしたバックストーリー 15 だと、エアポート エッセンシャルズと大差なくなっちゃうし…

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Mar 01, 2023

EOS R10 は小さな巨人

ドリンク剤の CM じゃないっつーの > タイトル

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すんごく悩んだんです。EOS R8 が出たことで、EOS RP を EOS R8 に更新するかどうか。ただ、連写性能のアップが意外と少なかったことと、その割にはお値段が上がってしまったことがひっかかってて。あと、「光量さえあれば戦闘力を発揮できてしまう」せいで処遇を決めあぐねている EOS 7D Mark II の存在。

そこであれこれ悩んだ結果、ひねり出した暫定結論がこれ。

  • PowerShot G1X Mark II を放出
  • 出番が減っていた EF 24-105mm F4L IS II USM を放出して EF レンズのラインナップを整理
  • EOS R10 の 18-45mm レンズキットを投入

EOS R10 の能力のほどは、昨年に借りて試写して記事にした際に把握済み。ただし高感度性能のことを考えると、EOS RP を置き換えるのは躊躇するところがあり、代わりに PowerShot G1X Mark II が押し出された次第。EOS R10 だって、EOS 7D Mark II あたりと比べれば、ずいぶん良くなったと思いますけど。

PowerShot G1X Mark II が案外と重くて (533g)、EOS R10 (429g) プラス RF-S 18-45mm (130g) でも増分はわずか。嵩はだいぶ増えるものの、これなら "絶対落とせない" 単独取材の際に、予備機として連れて行くのも苦にならないなと。持ち歩いてても悪目立ちしないから、ことに海外でオフショット撮るような場面でも有用。

そして、RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STM を他の EOS R シリーズに合わせれば、x1.6 モードで「とりあえず付けとけレンズ」として機能できるのもポイント。まあ、RP だと 1,000 万画素足らずになっちゃいますけど、R5 なら 1,700 万画素は使えるから、これは実用レベル。

それに加えて、無視できない利点が、バッテリを LP-E6N/NH 系列と LP-E17 系列に集約できること。

 

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Feb 15, 2023

手持ちの機材まとめ Mark XV

前回更新から、1 年以上も放置していました。その間に、RF レンズがジワジワ増えるわ、E マウント機が加わるわ。ただし E マウントのレンズは必要最低限として、なるべく MC-11 頼みで EF レンズを使う方針。意外なほど MC-11 が仕事してくれるし。

過去の履歴が残るように、引退したやつを打ち消し線付きで残しているのは前回と同様 (コンデジ除く)。

 

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Jan 17, 2023

SEIKO SQ320K

長いこと使っていた目覚まし時計が、なんだか調子悪いと気付いたのは、しばらく前のこと。アナログ式ですが、セットした時間になってもアラームが鳴り出さなかったり、鳴っても途切れ途切れになってしまったり。こんな信頼の置けない状態では、寝坊した挙句に取材に遅れたり、切符や航空券をジャーしたりということにもなりかねません。

で、買い換えを決定。いろいろ思案した結果、「メカニカルな部分がない方が、信頼性が高いのではないか」ということでデジタル式に的を絞り、ほどほどのお値段で、かつ 2 系統のアラームをセットできる、SEIKO SQ320K に決定。気温や湿度も表示できますが、それはまぁオマケということで。

アラームを 2 系統持っているということは、片方を常用、他方をお出かけなどに備えた早起き用、と使い分けられるということ。アラームのスイッチは系統ごとに別々の物理スイッチを持っているので、視覚的に確認できるのもマル。そのスイッチが前面についているのも、これを選んだ理由のひとつ。いちいち時計を裏返しにする必要がなく、見て確認しやすいですからね。

アラームを有効にする際に音量を 2 段階で設定できますけど、小さい方だとちょっと物足りないので、フルパワーで鳴らすことにしました。

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Jan 09, 2023

シグマ MC-11 EF-E

いわずと知れた「EF マウントのレンズを E マウント機に取り付けるマウント コンバータ」。E マウントレンズを増やす代わりに、手持ちの EF レンズでなんとかできるのなら、ということで試しに購入。ただし手元にシグマ製の EF マウント用レンズはほとんどないので、「保証外」のキヤノン製レンズを使うわけですが。しかし手持ちのレンズをいろいろ試してみたところ、速い・遅いはあるものの、たいていは使えそう。

まずは自宅の近所で走るクルマを相手に、次に低速ながら走っている電車を相手に試してみたんですが、「コンバータとしては、よく仕事をしているけれど、さすがに E マウント ネイティブのレンズと同じとは行かないよね」との感触。止まってる被写体を相手に単射で撮るなら何も問題なく使えるけれど、走る電車を相手にトラッキング AF を作動させると、(基本的には頑張ってるなあと思うものの) ときにはうまくいかないことも。

特に、いったん指を外してから半押しし直して再捕捉させようとすると、迷ったきりになってしまう場面がチラホラと。いったん捕捉したら指を離すな、って話でしょうか。それだったら、フレキシブルスポット L か拡張フレキシブルスポットにして "当てて" やる方が確実そう。そこでゾーン AF が使えれば理想的だけれど、EOS R シリーズのラージゾーンと比べても α9 のゾーン AF はゾーンがデカすぎて全点オートと大差ないので、あまりアテにはならず。

当座の結論としては「限界もある、とわきまえた上で使う分にはいけるのでは」。トラッキングがダメでも代替手段があるし、動かない相手なら問題なさそうだし。これで標準ズームや 70-200 あるいは 70-300 程度のズームを EF レンズで代替できれば、α9 の用途が広がりそう。バッテリの保ちがいいのを活かして、取材時の予備機にする手も考えられそう。

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Jan 04, 2023

昨年にやっちまったものいろいろ

謹賀新年。

2021 年には、大晦日に Let's Note を買うなんていう真似をしたものですが、2022 年にはそれほどではなく。PC 関連の大物はなくて、マウスなどの小物ぐらい。カメラ関連はレンズが 4 本、ボディが 1 台、GPS レシーバー、それと未公開のやつがゴニョゴニョゴニョ。

これで RF 小三元は揃ったので、RF マウントについて、ひととおりのラインナップは確保できたかなと。

EOS RP は、AI サーボ AF 使用時に連写のコマ速がもうちょっと上がってくれると嬉しいけれど、そんな新形が計画されているかどうかわかんないし。悩ましいのは EOS 7D Mark II の処遇で、晴天順光ならまだまだ戦闘力があるだけに…

そういえば、インプレッサの夏タイヤを初めて履き替えたなんていうのもありましたが、これは良い買物でした。ADVAN dB V552、予算が許すならお勧めです。

P.S.
書き忘れてたけれど、昨年に買った大当たりの買物は椅子ですよ椅子。仕事場の椅子。やはり岡村製作所しか勝たん。

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Nov 16, 2022

GPS レシーバー GP-E2

EOS R5 と EOS RP は GPS レシーバーを内蔵していないので、スマホで Canon Camera Connect を走らせて連動させる方法でジオタグをつけるようにしてました。んが、肝心なところで位置情報をロストする事案がチョイチョイあり、ストレスの元になっていたのも事実。Bluetooth 接続だから、周辺の電波状況に左右されるし。

それでイラッとした挙句に、勢いで純正の GPS レシーバー GP-E2 を買ってしまいました。アクセサリーシューに取り付けるだけで使用可能となり、別途のケーブル接続は要らないので、まあこれならいいかと。

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もちろん普通に機能していますし、信頼性はバッチリ。GP-E2 自身は、ランプの点滅によって位置をとれてるかどうか示す形で微妙に分かりにくいですが、カメラ側の画面に [GPS] 表示が出るかどうかで判断できるので、運用上の不便はないです。

EOS 5D Mark IV と EOS 7D Mark II は GPS レシーバー内蔵だから、これで手持ちの全機が GPS 対応になったわけですね。

もう十数年前から使っているソニーの GPS ロガーは未だに手元にありますが、これだと JPEG データに対してしかタグが付けられません。だから、RAW 現像したときに、いちいちタグを付け直す手間がかかります。それだったら GP-E2 の方が便利。まあ、α9 については GPS ロガーの御厄介にならざるを得ないでしょうけれど。

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Jan 24, 2022

RF 50mm F1.8 STM

お出かけの時に、「これは出番はないな」と見切って、標準ズームを持たずに出ることがあります。といっても「旅の記録」系のオフショットは必要ですから、そこは標準単で済ませるパターン。7D2 なら EF 28mm F2.8 IS USM。フルサイズ機なら EF 40mm F2.8 STM。これは RF 機でも同じで、マウントアダプタ経由で EF 40mm F2.8 STM を合わせるのは、よくある展開。

ところが、RF 機と RF レンズが充実してくると、「標準単のためだけにマウントアダプタ」なんて場面も出てくるわけです。それで以前から「買おうかどうしようか」と迷っていたのが、RF 50mm F1.8 STM。そして最近、あれこれ買い物をしてポイントがたまっており、一方で使うあてがなかったので「そんなら行ってしまえ」と。

実は RF 16mm F2.8 STM も考えたんですけど、広角系はズームの方が柔軟な運用ができるし、そもそもブツが入手難だし。ということで、50mm を優先することに。

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Jan 12, 2022

Let's Note SV1 (CF-SV1JDMCR)

JDMCR では「女子大生の軌道モーターカー」みたいじゃないの (ちがうそうじゃない)

IT 分野のお仕事からは手を引いているものの、やはり「新しい OS が出れば、いずれはそれがメインストリームになるわけだから、早いうちから使っておかないと」という意識はあります。ただ、そこに降って湧いたのが例の半導体不足で、「Windows 11 入りの Let's Note は先送りかなあ」なんて考えてました。(他社はハナから意識にない)

ところが店頭で見てみたら、いつのまにやら SV シリーズの Windows 11 モデルが出てます。そのときにはちょっと逡巡したんですが、結局、旅先で大晦日に買うという無茶をやりまして。なにせ昨今の情勢だと、いつブツが消えるか分からない。メーカーも、そんなに数を作っていないかも知れないし。

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Dec 20, 2021

RF 70-200mm F4L IS USM

ブツが手元にやって来たのはしばらく前ですが、まずはいろいろ使ってみないと。ということで、ここで取り上げるのが遅くなりました。

EF マウントの 70-200mm/4L は、初代と二代目の両方を使ったことがあります。コンパクトでありながら写りは良いし、インナーズームなので降雨・降雪環境下でも安心度が高いのもポイント。ただし、RF マウント版はフツーに伸縮します。それでもちゃんと、防塵防滴にはなっているそうですが。

そしてなによりも、このサイズ感。比較のために、ぷるぷるうめ吉に並んで立ってもらいました (比較になってねぇ)。

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全長の短さが際立つのは RF 70-200mm F2.8L IS USM と同様ですが、実は EF 版と比べると太くなっていて、フィルター径は 77mm。太短くなっています。鏡胴が太くなればレンズフードも太くなるわけで、バッグによってはスペース配分の見直しが必要になっちゃいました。

それを実際に EOS R5 に取り付けると、こうなります。やっぱり小さいわ。

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AF は EF 70-200mm/4L と同様に俊敏だし、写りの方も、なんの不満もないです。はい (なお語彙力)。おいおい、寒冷地撮影テストにも投入してみないと。

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