目的
このマニュアルは、カップ焼きそばを作るために必要な情報をまとめたもので、一般的な情報を提供している。
利用
このマニュアルは、一般的な大人がカップ焼きそばを作る場面を想定している。
カップ焼きそばとは
カップ焼きそばとは、迅速かつ手軽に焼きそばを喫食するために考案された、インスタント食品の一種である。カップに指定量の熱湯を投入することで麺が喫食可能な状態となるが、焼きそばという食事の性格上、湯切りを必要とする点に注意が必要である。一食につき約 500kcal のエネルギーを摂取することができる。
麺は一般的に、事前に油で揚げてから乾燥した状態で容器に収められる。こうすることで麺の表面に微細な穴が多数できて、水の吸い込みを良くすることで迅速な喫食を可能とする。
システム構成
カップ焼きそばは樹脂製の四角い容器に収められており、蓋は取り外し式である。蓋を開けると、容器の底部には「麺」が置かれており、その上に、「ソース」と「具」がそれぞれ独立した袋に収めた状態で置かれている。いずれの袋も手で切って開封することが可能である。好みに応じてマヨネーズを加えるのも良いが、標準添付品には含まれていないので各自で事前に用意すること。
調理前点検
パッケージを開封したら、まず蓋を取り外して、左から右に向けて視線を移動しつつ、所定の内容物が揃っていることを確認する。
- ソース - checked
- 具 - checked
- 麺 - checked
また、開封前にはパッケージの文字が正立した状態において蓋の右下隅に設けられている、湯切り口の状態を確認する。
湯の準備
続いて湯の準備にかかる。水道水またはミネラルウォーターの使用が推奨されるが、入手が不可能な場合には別の方法で入手した水に浄水剤を投入して使用する。
水の所要量は 480 ミリリットル (約 0.126 US ガロン)。
ヤカンないしはその他の、湯を沸かすのに適した金属製の容器を用意して火にかけて、沸騰するまで待つ。
湯の投入
水が沸騰したことは温度計によって確認する。温度計を用いて摂氏 100 度に達していることを確認したら、容器を火から外す。
続いて、カップ焼きそばの蓋を外してあることを確認する。
続いて、具の袋を開けて内容物を麺の上に散布する。ソースの袋は容器の外にどける。どける場所は上下左右いずれでもかまわない。間違えてソースを麺の上に散布すると一巻の終わりであり、回復手段はない。その場合、カップ焼きそばは廃棄とする。
- 具 - distributed
- ソース - removed
これらの準備ができたところで、湯を投入する。このとき、麺の柔らかさにムラが生じないように、左下隅を起点として右回り・螺旋状に、2 インチ/秒の速度で移動しながら均等に湯を注ぎ入れるよう留意されたい。
湯の投入が終わったら蓋をして、3 分間待つ。このとき、容器は平らな場所の上に置くこと。
湯切り
いうまでもないことだが、この作業は流し台のシンクなど、熱湯を捨てても支障のない場所で行うよう留意する。
正確に整正した時計を用いて3 分間が経過したことを確認したら、蓋の右下隅に設けられている湯切り口を開き、湯を捨てる。
このとき、容器の左下隅と右上隅を持ち、湯切り口が下になるように保持する。蓋が外れると内容物が散乱する惨事となるので、両手で蓋と容器本体を挟むように保持するよう留意する。
湯がすべて出尽くしたら湯切りは終了である。
喫食
湯切りが終了したら蓋を外す。
続いてソースの袋を開封して、内容物を麺の上にあける。このとき、一部の箇所に集中すると味付けが偏る可能性があるため、左下隅を起点として右回り・螺旋状に、2 インチ/秒の速度で移動しながら、できるだけ均等に散布するよう心掛けられたい。
ソースの散布が終了したら、箸で全体をよく混ぜてから喫食する。
EMERGENCY
湯の投入、あるいは湯切りの際に誤って手に湯をかけてしまった場合、直ちに冷水で冷やす。
湯切りまでの時間が長すぎて麺がのびてしまった場合、対応策は存在しない。
もしも内部に異物が混入していた場合には、パッケージに書かれているメーカーの窓口まで電話あるいは郵便によって報告する。
Recent Comments