フォトライフ

Jul 05, 2023

EOS R10 が役に立ちすぎる

前に「EOS R10 は小さな巨人」なんて記事を書きました。なにせ小さくて軽いので、「ついでに持って行くかぁ」となりやすいし、なりが小さい割には高性能。あと、同じバッテリを使う EOS RP よりも、バッテリが長持ちするようです (体感)。

付けてるレンズは RF-S 18-45mm が大半ですが、これで「旅行の友」としての用はかなり満たせていて。実際、ボストンに行ったときは、これだけで済ませちゃいました。なりが小さいから、海外旅行でオフショットを撮るような場面でも、悪目立ちせずに済むんじゃないかと (これ重要)。

さらに望遠系が 1 本あれば列車の走り撮影や飛行機の撮影もできるし、広角系があれば撮れるものの幅が広がるし (謎)。車内写真なんか撮ろうと思ったとき、R10 と EF-S 10-18mm の組み合わせは強い。もちろん、本気出して撮ろうと思ったら R7 の方がもっと強いけれど、「小型軽量ながらけっこう強い」が R10 の本分じゃないですかね。

ただ、グリップがちゃんとしている関係で厚みが意外とあり、収納性では RP の方が上を行くなと思うことも。それに、高感度が求められる場面になれば、やはり RP の方が安心感があるし…

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Jun 14, 2023

シンクタンク バックストーリー 15

えーと。カメラ用のバックパックならすでに、同じシンクタンクのエアポート エッセンシャルズがあります。100 席未満の旅客機に持ち込める絶妙なサイズで、それでいて収容力はなかなかのもの。ラップトップの収納スペースが背中側ではなく、外側にあるのもポイント。ラップトップに余計な圧力がかからないし (まぁ Let's Note だから大丈夫でしょうけど)、出し入れもしやすいし。しかも電源アダプタまで同じスペースに収まっちゃう。

ただしひとつだけ難点があって、蓋をガバッと開けないと中身の出し入れができません。屋外で機材の出し入れをしようとすると、不安定な姿勢で手に持ってやるか、地べたに拡げるか、という話になっちゃいます。つまり即応性に劣るのが泣き所。

もうひとつ、ニコンのスポルト ワンショルダーバッグもありますが、これはラップトップが入らないのが問題。カメラだけ持ち歩くなら、これでもいいんですが。カメラバッグのためにタブレットを買うのはアホだし、そもそも 8in 級の Windows タブレットは絶滅したし (10in 級では入らない)。

そこで目をつけたのがシンクタンクのバックストーリー 13 なんですが、現物を見るとレトロスペクティブ 20 より小さいんじゃねぇかというサイズ感、しかもラップトップ収納スペースは Let's Note S シリーズがギリギリいっぱい。でも、サイズアップしたバックストーリー 15 だと、エアポート エッセンシャルズと大差なくなっちゃうし…

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Mar 01, 2023

EOS R10 は小さな巨人

ドリンク剤の CM じゃないっつーの > タイトル

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すんごく悩んだんです。EOS R8 が出たことで、EOS RP を EOS R8 に更新するかどうか。ただ、連写性能のアップが意外と少なかったことと、その割にはお値段が上がってしまったことがひっかかってて。あと、「光量さえあれば戦闘力を発揮できてしまう」せいで処遇を決めあぐねている EOS 7D Mark II の存在。

そこであれこれ悩んだ結果、ひねり出した暫定結論がこれ。

  • PowerShot G1X Mark II を放出
  • 出番が減っていた EF 24-105mm F4L IS II USM を放出して EF レンズのラインナップを整理
  • EOS R10 の 18-45mm レンズキットを投入

EOS R10 の能力のほどは、昨年に借りて試写して記事にした際に把握済み。ただし高感度性能のことを考えると、EOS RP を置き換えるのは躊躇するところがあり、代わりに PowerShot G1X Mark II が押し出された次第。EOS R10 だって、EOS 7D Mark II あたりと比べれば、ずいぶん良くなったと思いますけど。

PowerShot G1X Mark II が案外と重くて (533g)、EOS R10 (429g) プラス RF-S 18-45mm (130g) でも増分はわずか。嵩はだいぶ増えるものの、これなら "絶対落とせない" 単独取材の際に、予備機として連れて行くのも苦にならないなと。持ち歩いてても悪目立ちしないから、ことに海外でオフショット撮るような場面でも有用。

そして、RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STM を他の EOS R シリーズに合わせれば、x1.6 モードで「とりあえず付けとけレンズ」として機能できるのもポイント。まあ、RP だと 1,000 万画素足らずになっちゃいますけど、R5 なら 1,700 万画素は使えるから、これは実用レベル。

それに加えて、無視できない利点が、バッテリを LP-E6N/NH 系列と LP-E17 系列に集約できること。

 

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Feb 15, 2023

手持ちの機材まとめ Mark XV

前回更新から、1 年以上も放置していました。その間に、RF レンズがジワジワ増えるわ、E マウント機が加わるわ。ただし E マウントのレンズは必要最低限として、なるべく MC-11 頼みで EF レンズを使う方針。意外なほど MC-11 が仕事してくれるし。

過去の履歴が残るように、引退したやつを打ち消し線付きで残しているのは前回と同様 (コンデジ除く)。

 

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Feb 06, 2023

α9 の "三段押し"

普通、カメラのシャッターボタンといえば「半押し」で測光・AF 開始、「全押し」でレリーズ。それは α9 でも同じはずなのに、「半押し」から「全押し」までのストロークが妙に長いせいで、レリーズのタイミングを逸しそうになる事態が続発。

「ゾーン」AF のサイズ設定と、このシャッターボタンのフィールについては、どうにも度しがたいところがあります。ブラックアウトフリーの EVF とトラッキング AF は、大したものなのに。

そのシャッターボタン、注意深く押してみると、「半押し」と「全押し」の間に、微妙な "もう 1 ステップ" があるなあと。つまり「半押し」「全押し」ではなくて、三分の一ずつって感じ。すると、最初のストロークで測光・AF 開始、次のストロークでレリーズ スタンバイ、最後のストロークでレリーズ、という三段論法に。

そんなアホなと思うけれど、これを意識するようになってから、レリーズのタイミングを逸しそうになる場面は減ったような気がしますハイ。

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Feb 01, 2023

8GB×3

たぶん、似たような話に直面している方は少なくないと思うんですけれど。

現在、手持ちのカメラでコンパクトフラッシュを使うのは EOS 5D Mark IV と EOS 7D Mark II の 2 台。運用実績から、前者に 64GB、後者に 32GB のコンパクトフラッシュを集中配備。それはいいんですが、過去に使っていた 8GB のコンパクトフラッシュが 3 枚も昼寝してるんですよね。

ファーム更新はもうないだろうし、あったとしても 1 枚あれば十分。カメラバッグに入れて予備とするには容量不足。コンパクトフラッシュを使うためにカメラを買い足すのは本末転倒。うーん…

SD も 8GB のやつが 2 枚残ってますが、これはうまい具合に G1X Mark II を安住の地としてます。画素数が少ないからちょうどいい。

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Jan 09, 2023

シグマ MC-11 EF-E

いわずと知れた「EF マウントのレンズを E マウント機に取り付けるマウント コンバータ」。E マウントレンズを増やす代わりに、手持ちの EF レンズでなんとかできるのなら、ということで試しに購入。ただし手元にシグマ製の EF マウント用レンズはほとんどないので、「保証外」のキヤノン製レンズを使うわけですが。しかし手持ちのレンズをいろいろ試してみたところ、速い・遅いはあるものの、たいていは使えそう。

まずは自宅の近所で走るクルマを相手に、次に低速ながら走っている電車を相手に試してみたんですが、「コンバータとしては、よく仕事をしているけれど、さすがに E マウント ネイティブのレンズと同じとは行かないよね」との感触。止まってる被写体を相手に単射で撮るなら何も問題なく使えるけれど、走る電車を相手にトラッキング AF を作動させると、(基本的には頑張ってるなあと思うものの) ときにはうまくいかないことも。

特に、いったん指を外してから半押しし直して再捕捉させようとすると、迷ったきりになってしまう場面がチラホラと。いったん捕捉したら指を離すな、って話でしょうか。それだったら、フレキシブルスポット L か拡張フレキシブルスポットにして "当てて" やる方が確実そう。そこでゾーン AF が使えれば理想的だけれど、EOS R シリーズのラージゾーンと比べても α9 のゾーン AF はゾーンがデカすぎて全点オートと大差ないので、あまりアテにはならず。

当座の結論としては「限界もある、とわきまえた上で使う分にはいけるのでは」。トラッキングがダメでも代替手段があるし、動かない相手なら問題なさそうだし。これで標準ズームや 70-200 あるいは 70-300 程度のズームを EF レンズで代替できれば、α9 の用途が広がりそう。バッテリの保ちがいいのを活かして、取材時の予備機にする手も考えられそう。

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Dec 12, 2022

RF14-35mm F4L IS USM

新顔。これまでは RF マウント機で広角ズームが必要になると、マウント アダプタ経由で EF 16-35mm F4L IS USM を使っていて、性能上の不満は何もなかったのですけど。

ただ、将来的に RF マウント機に移行していけば RF ネイティブの広角ズームはあった方がいいし、RF の方が EF と比べてコンパクトなのは紛れもない事実。で、キャッシュフローを見定めて「行ってしまえ」と。淀コムの在庫が減ってきていたこともあり、ここで確保しなかったら次はどうなるか分からんというのもあり。

実は、土壇場まで RF 15-30mm F4.5-6.3 IS USM とどちらにするか迷っていて。でも、商売道具でもあることだし、「迷ったら、高い方」の法則を発動。

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Dec 06, 2022

なんかレンズを選ぶ 7D2

入手して 6 年以上が経過しているのに、いまさら何いってんだという話ではありますが。

手持ちのいろいろな EF レンズと組み合わせて使っていると、どうも EOS 7D Mark II って「レンズを選ぶ」気がするんですよね。選ぶというか、当たり外れが出やすいレンズと、いつもピシッと決めてくれるレンズがある。経験的に、やや歩留まりが良くない印象があるのが、以下の 2 本。

  • EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
  • EF 70-300mm F4-5.6 IS II USM

特に EF-S 10-18mm は、周辺の崩れが激しいことがあって。でも、同じレンズを R5 に付けると端までバキバキ。70-300mm IS II にしても、RP と組み合わせれば鉄板。だからレンズがダメというわけではなくて、ボディとレンズとの相性… としかいいようがないなあと。

過去にも似たような話はあって、5D4 に SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary を合わせると、なんかシャキッとしないことが。でも、同じレンズを 5D3 に付けると問題なし。うーむ。

こういうやつって、相性の良い・悪いを把握しておいて使い分けるしかないだろうなぁ (´・ω・`)

追記 (2023/1/21)

最近、意図的に使ってみているのが、EOS 7D Mark II と EF 100mm F2 USM の組み合わせ。光量さえ十分に確保できればという前提付きですけど、AF は速いし写りはいいし、使うシーンを間違えなければ、なかなか強いコンビ。160mm 相当になりますから、線路脇からの走り撮影に使いやすいレンジ。ただし手ぶれ補正がないので、SS は高めにとるのが無難。

他のレンズでもそうですけど、ちゃんとピシッと撮れたときには、さらに DLO をかますなどして細かくチューニングしてやると、なお良い感じです。

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Nov 16, 2022

GPS レシーバー GP-E2

EOS R5 と EOS RP は GPS レシーバーを内蔵していないので、スマホで Canon Camera Connect を走らせて連動させる方法でジオタグをつけるようにしてました。んが、肝心なところで位置情報をロストする事案がチョイチョイあり、ストレスの元になっていたのも事実。Bluetooth 接続だから、周辺の電波状況に左右されるし。

それでイラッとした挙句に、勢いで純正の GPS レシーバー GP-E2 を買ってしまいました。アクセサリーシューに取り付けるだけで使用可能となり、別途のケーブル接続は要らないので、まあこれならいいかと。

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もちろん普通に機能していますし、信頼性はバッチリ。GP-E2 自身は、ランプの点滅によって位置をとれてるかどうか示す形で微妙に分かりにくいですが、カメラ側の画面に [GPS] 表示が出るかどうかで判断できるので、運用上の不便はないです。

EOS 5D Mark IV と EOS 7D Mark II は GPS レシーバー内蔵だから、これで手持ちの全機が GPS 対応になったわけですね。

もう十数年前から使っているソニーの GPS ロガーは未だに手元にありますが、これだと JPEG データに対してしかタグが付けられません。だから、RAW 現像したときに、いちいちタグを付け直す手間がかかります。それだったら GP-E2 の方が便利。まあ、α9 については GPS ロガーの御厄介にならざるを得ないでしょうけれど。

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